国際ベンチャーキャピタリスト 奮闘史

新米ベンチャーキャピタリストが投資を通じた新興国の資本市場活性化に奔走するブログ

2022-01-01から1年間の記事一覧

未公開企業投資を成功に近づける情報ツール

2022年がIPOを目指すスタートアップ企業にとって極めて難しい年であることは前回記事(米国中間選挙とベンチャー企業 2-② - 国際ベンチャーキャピタリスト 奮闘史)でも記載した。来年の展望についてもFEDによる政策金利の引き上げ継続が想定される中、当面は…

2022年W杯 沸き立つ世界の裏で起こる懸念

日本時間12月2日、日本は強豪スペインを2-1で下し、2022年FIFAワールドカップ(W杯)カタール大会の決勝トーナメントを1位通過した。日本の決勝トーナメント進出は前回2018年ロシア大会も含めて4回目となった。 日本がグループEで戦った国はスペイン、ドイツ…

米国中間選挙とベンチャー企業 2-②

2022年11月9日に実施された米国の中間選挙の結果が概ね確定した。アメリカの主要メディアは16日、野党共和党が定数435議席の下院で218議席を奪取し7議席を残した上で、4年ぶりの多数派となった事を報じた。一方で、上院については共和党の獲得議席は伸び悩み…

米国中間選挙とベンチャー企業 2-①

11月8日、日本は442年ぶりの皆既月食に沸いていたが、太平洋遥先の米国では民主主義の一大イベント中間選挙が行われた。 中間選挙は、4年に1度行われる大統領選挙の「中間」の年に全米で一斉に行われる、連邦議会の上院と下院の議員選挙及び州知事選挙である…

ついにブラックリスト入りしたミャンマー…

去る10月21日、金融活動作業部会(FATF)がミャンマーをブラックリストに追加すると発表 した。これによりミャンマーは北朝鮮やイランと同格になった事になる。 FATFについては「一層孤立化が進むミャンマー - 国際ベンチャーキャピタリスト 奮闘史」で記載…

一層孤立化が進むミャンマー

ミャンマーは2021年のクーデター以降、軍政権による度重なる国際社会とずれた政策及びマクロ環境の急速な変化に起因して疲弊している。 前回の記事でも紹介した通り、ミャンマーチャットは米ドルなどの基軸通貨に対して大幅に安くなっており、国内経済はイン…

アメリカの金融政策が新興国市場に与える影響

8月25~27日、アメリカではジャクソンホール会議が開催された。同ジャクソンホール会議にてFRBパウエル議長はアメリカ経済とりわけインフレに対する懸念を示し、FRBとして引き続き強い姿勢(つまり今後も金融政策引き締めで望むという事)を示した。 パウエル…

日本に起業家は増えるか?Tokyo Start Up Gatewayに参加しました

昨年4月にベンチャーキャピタリストに転身以来僕は次のユニコーンを見つけるため日々様々な企業に対する投資検討をしている。 検討を行う際、ベンチャー企業の創業者とインタビュー形式でコミュニケーションを取ることが多いが、彼ら彼女らの夢に対する純粋…

実は似ている?地方とミャンマーの人々

筆者は東南アジアのスタートアップ企業向けの投資を行う一方で、日本国内の投資案件も担当しており、定期的に地方に赴く機会がある。地方には案件を共に進めるパートナーがおり、共に切磋琢磨しているが、時々、地方特有と思われる空気感に戸惑うことがある…

諦めずに夢に進む~ストーリーの大切さ~

異動に伴い業務内容は大きく変わったものの、有難い事に、これまで留学生活をサポートしていたミャンマー人留学生とは引き続き交流がある。 皆大なり小なり、コロナやクーデターといった自分自身でコントロールできない要因でキャリアの大幅な軌道修正を余儀…

イノベーションについて

僕は去年の4月に投資部門に転籍したわけだが、異動のモチベーションには企画部門におけるミャンマー資本市場発展のための取り組みや社外勉強会で地域創生のためのイノベーションについて勉強したことが大きい。 イノベーションとは生産技術の革新・新機軸だ…

外国人の日本留学状況について

新型コロナの世界的蔓延に伴い、2020年4月以降、外国人留学生の日本への入国はほぼ停止状態となった。 しかし、政府方針により、2022年3月1日より新規入国制限の緩和措置が実施され、4月1日には1日あたりの入国者上限数が1万人程度まで引き上げることが発表…

日経新聞に掲載されました!!

私が所属している富士山会合ヤングフォーラムの提言「地方活性化、カギは脱炭素と交通インフラ」が本日公開されました! 提言公開に至るまでの苦節2年半、多くの時間を費やしましたが地方活性化を考える皆さん参考になれば幸いです! 詳細は↓↓↓ https://www.…

キャリアチェンジ

ここ一年余りブログを更新していなかったが、これには理由がある。実は去年の3月の異動で、会社の企画部門から子会社の投資会社に転籍していたのだ。 業務内容としては東南アジアの新興国スタートアップ企業への投資と経験のない分野であった事から色々な壁…