国際ベンチャーキャピタリスト 奮闘史

新米ベンチャーキャピタリストが投資を通じた新興国の資本市場活性化に奔走するブログ

とまどい~希望部署への異動だけど~

僕の異動先の国際部は金融機関では人事部と同様、人気の部署。そんな部署に希望通り異動できた事は素直に嬉しかった。引き継ぎをしっかり行った上で、新しい部署の課長と面談を行う。

 補足:最近ではそれ程でもないが、金融機関において、営業等で優秀な成績を上げた社員は企画、人事、役員秘書、海外留学などといった部門でキャリアを築く王道の出世モデルが存在する。数年前に流行ったドラマ「半沢直樹」を観るとイメージがつくと思う。

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「えーっと、うちの部では部員がそれぞれ海外拠点管理をするんだけど、君にはASEANと財団法人の運営を担当してもらうから。あと来週、来年度の留学生達を歓迎するレセプションがあるから勉強も兼ねて参加よろしくね。」

 担当する拠点はASEANの某M国、自分の会社が進出しているなんて異動前は想像もつかなかった。まあ、分かった。自分の視野を広げられるいい機会だ。でも、財団法人の運営?この人は何を言っているんですか?これが課長との面談時の僕の率直な感想だ。

企画マンとして当社の海外部門(アメリカとかロンドン)のビジネス推進、新規の提携先発掘を担当するものとばかり考えていた僕は見事に出鼻をくじかれた。