国際ベンチャーキャピタリスト 奮闘史

新米ベンチャーキャピタリストが投資を通じた新興国の資本市場活性化に奔走するブログ

始まりは突然に…異動は社会人の一大ライフイベント!

「えー。ここに呼ばれたから分かっていると思うけど、君異動だから。」

 2017年9月、とある日の午後、5年間働いた部署の部長から異動を言い渡された。

 異動先は何となく格好いいという響きで選んだ国際部、金融機関におけるいわゆる企画部門は花形であり、一応希望した部署ではあるものの、この部署の業務に内容が分かっておらず自分のリサーチ不足を少し反省した。

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僕は今年30歳半ばになる某金融機関のサラリーマン。人生の大半を中東や欧米等で過ごしているいわゆる帰国子女だ。高校時代は中東に住んでおり、全く英語がわからない中、日々の生活や同時多発テロ、イラク戦争をといった難しい局面を、アメリカの大学時代は学業について行くストレスを、そして社会人生活では、入社早々経験したリーマンショックやアメリカでの駐在員生活を根性とコミュニケーション、そして唯一の才能であるポジティブシンキングで乗り越えてきた。

 きっと今回の異動もこれまで通り、何とか乗り越えて行くだろう。そんな楽観的な気分で異動を受け入れてしまった。この時はまだ自分に訪れる数々の試練を知らずに…。